11/17(金)5・6年生を対象に第2回目の防災授業を実施しました。

9月5日に実施した第1回防災授業のフォローアップ授業として、ワークショップをメインとした授業を行いました。今回の授業は、

 ・前回の授業の確認クイズ

 ・前回の授業のポイントまとめ

 ・質問シートの書き込み

 ・シナリオ想定をしたグループワーク

という流れで進行しました。ワークショップでは前回の授業後に課した宿題地図の結果を活用し、朝から雨が降り続いているというシナリオを想定しました。小学校を避難先として、避難に何分かかるか、どの道を通って逃げるか、何をもって逃げるかを生徒に検討してもらいました。詳しくは、下のチャプターで述べています。

(授業で使用したスライド(一部))

前回の授業についての質問シート

グループワークに入る前に前回の授業についての質問シートを配布し、

 ・前回の授業で記憶に残っているスライド

 ・前回の授業を受けて変化したこと(アンケート形式)

 ・災害について学びたいこと

を尋ね、記入をお願いしました。

みんなはどう行動する?グループワーク

 朝から雨がふり続いており、9時に大雨・洪水注意報(警戒レベル2)⇒13時に大雨7・洪水警報(警戒レベル3)⇒14時に土砂災害警戒情報(警戒レベル4)⇒大雨特別警報がいつ発令されるか分からないという想定で行いました。校区内に家を2箇所設定し、家ごとに2グループずつ班を作ってワークを実施しました。

ワークの流れとしては

① 家から避難先(長糸小学校)までどの道を通って避難するか話し合う

② その道を通って避難するのに何分かかるか、80m間隔で印をつけたひもを使用しながら計算(避難の目安=1分で80mのため)

③ かかる時間を考えながら、何時に避難し始めるかを話し合う

④ 何をもって避難するか書き出す

という流れで、第1回授業で使用した授業資料を活用しながら進行しました。

 (ワーク説明スライド)

①避難経路の設定は、こっちは危ない、そっちは山があるから危ない、とお互いに意見を交わしながら真剣に話し合っていました。同じ出発点でも土砂災害警戒区域を避けて避難するか、川沿いを避けるか、大通りを優先して通るか、自分たちで記入したリスクを避けるかなど、グループごとに優先するものによって分かれていました。下にグループごとに色分けした地図を記載しています。グループごとに個性が出て興味深い結果となりました。

③警戒レベル5になる前に避難を完了したいけど、いつ発令されるかわからない…。早めがいいと思うけど、警戒レベル3にならないと避難所は開設されないし…と、様々な条件に頭を悩ませながらも、おおよそのグループが13~14時の間に避難を開始すると話し合っていました。

④避難時に持ち出すものについては、第1回で配布した避難用持ち出し袋の中身の他にうちわ、寝袋、はさみ、紐付きの浮き輪、ハンディファン、ポケットWi-Fi、チャッカマンなどが挙げられ、与えられた情報に縛られず発展して避難に必要なものを検討していました。中には、お菓子やトランプ、ニンテンドースイッチなどを挙げている生徒もいました。

⇩グループごとに設定した避難経路まとめ(5・6年生合同)

グループワークでは積極的なディスカッションが行われ、生徒のみなさんは皆意欲的に取り組んでくれていました。今回の授業を通して災害を自分事として意識し、生徒ひとりひとりがいざという時に適切な行動を起こすことができるようなスキルを向上することのできる結果となれば良いと思っています。

編集 九州大学 湊 2023. 12. 18.