はたえ安全の日とは
2001年7月4日、波多江小学校横を流れる池田川で本校児童が事故に遭い、7月11日に亡くなられました。そのことを踏まえ、悲しい事故が2度と起きないよう、7月11日を「波多江安全の日」に設定し、安全や命について考えると日としています。
学習内容
・波多江安全の日の背景を知ること
・近くにダムがあり、放水されることもあり危険な場所だということ
・全校で安全に気をつけ、約束を守ることで命を守っていくこと
・川や用水路の危険について知ること
・防災クイズを通して、正しい行動の仕方を知ること
本時の展開
(1)動画視聴をして、「はたえ安全の日」について考える
【導入】
7月11日は「波多江安全の日」です。 なぜ波多江安全の日になったかというと、今から約20年前の2001年7月4日、波多江小学校のすぐ隣にある池田この日を「波多江安全の日」と決め,安全や命について考える日としました。それでは,二度とこのような事故が起こらないようにこれからみなさんに気をつけてほしいことを話します。
【展開】
(写真①提示)
これは学校のすぐ隣りにある池田川です。普段は川底や草が見えるぐらいの水の量です。しかし,見えない所に深い場所があり危険です。また,浅くてもパニックになると溺れることがあるので,子どもだけでは川で遊ばないでください。
(写真②③+動画提示)
雨が降ったあとの池田川はどうなっているか知っていますか?草が見えなくなるほど、水の量が一気に増えています。また、水の量が増えることで、流れが速く、激しくなっています。動画の右の奥に移っているのが波多江小学校です。普段の様子とは随分違っていますね。水の量がかなり増えています。また,流れが速くとても危険です。このような時は絶対に近づかないようにしましょう。
(写真④提示)
また,波多江小学校校区にはこのような用水路がたくさんあります。雨の日には水があふれることもあります。川と同じように,用水路にも近付かないようにしましょう。傘などを入れるのも、流れにのみこまれて、危ないのでやめましょう。また,雨が降っていないとき、水が少ないときでも用水路に落ちて頭を打ったり、鼻や口がふさがったりしてしまうとおぼれてしまうことがあります。絶対に遊ばないようにしてください。
今日のまとめをします。
守ってほしいことが2つあります。
①川や用水路では,遊ばないということ
②雨が降ったときや大雨の後は,川や用水 路に近付かない
ということです。この2つを守って,悲しい事故が二度と起こらないようにしましょう。
【マモリンクイトシマ 「風水害編」の動画で学習】
風水害のときにどのような行動をしたらよいかをクイズをしながらみんなで学習をしました。
とくに,どちらがよいかのクイズでは,大雨で道路が水浸しのときには,「かさをつえがわりにして歩くなんて初めて知った!」という声があがるなど,知識を増やすことができていたようでした。